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藤子不二雄SF全短篇 3(中央公論新社)
ISBN978-4-12-001677-6
矢追UFO、ユリゲラー、ノストラダムスといった蠱惑的な情報が飛び交っていた子供のころに出会った衝撃の一枚。
ドラえもんの作者がここまで嘆く未来の暗さに空恐ろしい気持ちになり、「何とかしなければ」との思いから現在の自分の来し方を決めた。
なんとか21世紀になったけれども、このシーンが暗示するように世界は動いている。原発事故もあって状況は30年前よりも悪くなるばかり。
それでも、やはり今でも「何とかしなければ」の気概なのです。原発事故で世論は脱原発+再生可能エネルギーに向かうけれども、エネルギー密度の違いはいかんともしがたく、先細りするのは目に見えている。
子供たちが自分の年になるころは2050-60年!想像できないと思ってたけど子供らの成長で想像せざるを得なくなり、いろんな予測が現実味を帯びてくる。
果たして十分なエネルギー供給はこの国を含めて世界で提供可能なのでしょうか?世界が迎えるのは破壊的な滅亡ではなく”緩慢な死”なのでしょうか?F先生が示すようなこの”緩慢な死”に私は大きな危惧を持っています。何もなさずにこの”緩慢な死”を受け入れるよりは抗って避けうるべく立ち向かっていきたい。
私は「子供たちのため」に原子力の安全を確保していきたいと思ってます。今使えるエネルギー、近未来を担うエネルギーを確実に確保していくしかないんです。
一方で、エネルギー需給をフルに賄えるような再生可能エネルギーや未知のエネルギーのイノベーションを見つけていきたいとも思ってます。
そんなこんなで、この時代をウロウロと生き抜こうとしています。
先日富山県高岡市の藤子F不二雄ギャラリーと氷見市の藤子不二雄Aギャラリーに行ってきました。彼らの漫画に賭けるストイックな情熱に、今更ですが熱い思いがこみ上げて参りました。