教育カリキュラム(福井モデル)開発<令和元年度(平成31年度)>
【教育カリキュラム(福井モデル)開発】
1. 関連機関からの講師派遣によるセミナー
官学協働のカリキュラムを開発するために実務経験者や有識者を講師に迎えてセミナーを開催した。令和元年度(平成31年度)の開催セミナーを以下に示す。
【留学した学生による報告】
○「トビタテ!留学JAPANの紹介及びリーズ大学での活動記録」
浅原 章氏
(福井大学工学研究科 総合創成工学専攻 博士後期課程3年)
○「原子力機構での特別研究生制度とその活動記録」
大平 直也氏
(福井大学工学研究科 総合創成工学専攻 博士後期課程3年)
○「アメリカでの長期インターンシップから得たもの」
遠藤 美奈子氏
(福井大学工学研究科原子力・エネルギー安全工学専攻 博士前期課程2年)
○「デルフト工科大学での研究とオランダでの生活」
渡辺 将弘氏
(福井大学 工学研究科 原子力・エネルギー安全工学専攻 博士前期課程2年)
【講師派遣によるセミナー】
○「1Fプラント内線量率分布予測と燃料デブリ非破壊測定技術の課題」
奥村 啓介 氏
(日本原子力研究開発機構 福島研究開発部門 福島研究開発拠点 廃炉国際共同研究センター<CLADS>
燃料デブリ研究ディビジョン 計量管理・線量評価グループ)
○「低地球軌道から国際宇宙探査に向けたJAXAの宇宙放射線環境計測について」
永松 愛子 氏
(国立研究開発法人 宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究開発部門 宇宙環境計測領域長/専門技術リーダー)
○「放射線生物学 これまでに分かっていること これからやるべき研究」
古澤 佳也 氏
(国立研究開発法人 放射線医学総合研究所 放射線障害治療研究部 客員研究員 群馬大学 粒子線医療推進機構 客員教授)
○「シビアアクシデント事故進展解析について」
野﨑 謙一朗 氏
(株式会社テプコシステムズ 原子力炉心技術部/副長)
○「レベル3PRAの概要」
斯波 宇司 氏
(日本エヌ・ユー・エス株式会社 安全・環境解析ユニット 上級コンサルタント)
○「原子力規制庁の業務説明とシビアアクシデントに関する研究紹介」
西村 正美 氏
(原子力規制庁 福井地域原子力規制総括調整官 地域原子力規制総括調整官[福井担当]),
小城 烈 氏
(原子力規制庁 技術基盤グループ シビアアクシデント研究部門技術研究調査官)
2. 福井原子力教育情報連絡会の開催
・IAEAインターンシップに係る情報共有として、令和元年度(平成31年度)に博士号を取得した学生(社会人)をIAEA〔原子力安全・セキュリティ局〕に派遣した。渡航前に公聴会を開催し、情報を共有した。
・原子力規制正規カリキュラム構築として、修士学生対象のカリキュラムの一部をセミナーとして開催した。本事業の成果を反映し、令和2年度より、工学研究科博士前期課程の正規カリキュラム「原子力規制」として運用する(文科省認可済)。