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平成28年度福井大学原子力セミナー 「研究成果報告会」を開催しました

 1月27日(金)、平成28年度福井大学原子力セミナー「研究成果報告会」を、福井大学文京キャンパスアカデミーホールを会場に開催しまいた。このセミナーは本学の附属国際原子力工学研究所と工学研究科原子力・エネルギー安全工学専攻が主催して毎年開催しているものです。今年度は特に「国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構」との共同研究をテーマに、現在までに行っている研究成果を中心に発表しました。はじめに研究所の宇埜教授の研究について概要説明があった後、宇埜研究室で学んでいる大学院博士後期課程の河口さんと土井さんから研究発表がありました。二人の発表に対しては、原子力を学ぶ学生から質問が相次ぎ、活発な意見交換ができました。休憩を挟んで、工学研究科原子力・エネルギー安全工学専攻の川崎講師から、「廃止措置シナリオ分析に係る研究開発」と題して研究発表があり、最近、よく耳にすることの多い廃止措置に関する質問も多数いただきました。最後に、原子力機構の宮原客員教授から、昨年、12月21日に政府の原子力関係閣僚会議において、もんじゅの廃炉が決定されましたが、引き続き高速炉研究を推進していくことも明示されている現状において、今後、原子力機構の「ナトリウム工学研究施設」を有効に活用し、技術開発や人材育成に繋げていきたいとの発表がありました。今後も引き続きこのセミナーを継続して、本学の研究成果を広く周知するとともに、この機会を通じて学生の原子力に対する理解増進に繋げていきたいと考えています。

当日の様子
H28成果報告会当日の様子.pdf